「テレワークになったら、海の近くに住みたいな…」
一度でもそう思ったことがある人にぶっ刺さるのが、
楡周平の小説 『サンセット・サンライズ』 です。
東京のサラリーマンが、
4LDK・家賃6万円の“神物件”にお試し移住したら人生が変わった話。
しかも今は Audible版も配信 されていて、
通勤中・家事中に“移住エンタメ”として聴けるのが最高です。
この記事では、
- Audible版『サンセット・サンライズ』の魅力
- あらすじ(ネタバレなし)
- 作品のテーマと“刺さるポイント”
- どんな人におすすめか
を、サクッと分かりやすくまとめます。
結論:『サンセット・サンライズ』は「地方移住の夢と現実」を楽しく教えてくれる物語
一言でいうと、
“地方移住をエンタメとして疑似体験できる小説”
です。
- コロナ禍でテレワークになった東京サラリーマン
- 釣り好きが選んだ東北の海辺の町・宮城県南三陸周辺
- 4LDK・家賃6万円・海チカの神物件
- 地元民との距離感、震災の記憶、過疎化の現実
という“重めのテーマ”を持ちながら、
全体のトーンは ユーモア強めのヒューマン・コメディ。
「地方移住って実際どんな感じ?」
「都会と地方のギャップって?」
そんな疑問を、
ストレス少なめ・物語多めで見せてくれます。
Audible版で良かったポイント
✔ 会話劇が耳で映える
- 主人公・晋作
- 地元の人たち
- 東京の会社の同僚
それぞれのテンポの違う会話が、
耳で聴くとキャラの温度差まで伝わりやすい。
✔ 風景の描写が“音”で想像しやすい
- 三陸の海
- 港町の空気
- ローカルな飲み屋の雰囲気
など、文章で読むときよりも
自分の中で映像化しやすい のがAudibleの強み。
✔ 通勤や家事中に“移住ごっこ”できる
現実ではすぐ移住できなくても、
音だけなら今日から 「耳だけ地方暮らし」 が体験できます。
『サンセット・サンライズ』の要点(どんな物語?)
ざっくり要点だけ整理します。
※ネタバレなし・導入レベルまで。
① コロナ禍テレワーク→「お試し移住」スタート
2020年、世界がコロナ禍で止まった年。
東京の大企業で働く 釣り好きサラリーマン・西尾晋作 は、
リモートワーク解禁をきっかけにこう考えます。
「在宅勤務なら、海のそばに住んでも良くない?」
そこで見つけたのが、
4LDK・家賃6万円・家具家電付きの神物件。
場所は、三陸の海が目の前の東北の町。
晋作はそこで“お試し移住”を始めます。
② 楽園のはずが、地方の「現実」にぶつかる
- 東京から来たよそ者への警戒
- 過疎化・高齢化・空き家問題
- 東日本大震災の記憶が残る地域の空気
晋作の“お気楽移住”プランは、
地元の現実とぶつかっていきます。
それでも、
- 悩むよりまず動く
- 釣りと酒をこよなく愛する
- 人懐っこさと図々しさ
というキャラのおかげで、
いつの間にか 町の人たちと一緒に何かを変えようとする側 に回っていきます。
③ 「サンセット」と「サンライズ」の意味
タイトルの
- サンセット(夕暮れ)
- サンライズ(夜明け)
は、
- 震災を含めた町の“過去”
- そこから立ち上がる“未来”
というニュアンスを感じさせる組み合わせ。
沈んでいく太陽と、
また昇ってくる太陽のあいだで、
人や町が少しずつ変わっていく物語です。
心に残るポイント(セリフ・テーマ的なところ)
※正確なセリフ引用ではなく、「こんなニュアンス」が刺さるという話です。
- 「テレワークって、本当は“どこで生きるか選べる”ってことなんじゃないか」
- 「よそ者だからこそ、言えること・できることがある」
- 「“かわいそうな被災地”で止めてほしくない」
- 「移住は、別世界に逃げることじゃなくて、自分の生き方を選び直すこと」
Audibleで聴くと、
声のトーンごと刺さってくる のがいいところ。
どんな人に刺さる?
- ✔ テレワークやリモートワークを経験した人
- ✔ 「地方移住」や「二拠点生活」に興味がある人
- ✔ 震災後の東北や地方の今を、エンタメで触れてみたい人
- ✔ 人間ドラマ多めの“あたたかい作品”が好きな人
- ✔ ハードなサスペンスより、じんわり系の物語が好きな人
逆に、
- 常に事件が起こるド派手な展開を求める人
- 完全な“現実逃避系のスローライフ”だけを見たい人
には、ちょっと地に足のついた内容に感じるかもしれません。
正直レビュー(良いところ・惜しいところ)
◎ 良いところ
- 地方移住の 夢と現実のバランス がちょうどいい
- コロナ禍・テレワーク・震災・過疎化など、今の日本のテーマが自然に入ってくる
- 主人公・晋作のキャラが“いい意味でバカ”で読んでいて/聴いていて気持ちいい
- 重くなりすぎず、笑いと飯テロ(魚・酒)がしっかりある
- Audibleだと“地方の空気感”がより想像しやすい
△ 惜しいところ
- テーマが「地方問題」寄りなので、興味がない人には刺さりづらい
- 大きなどんでん返し系ではなく、“じわじわ変わる”ストーリー
- 震災に触れる描写があるので、人によっては感情的にしんどくなる場面もありそう
とはいえ、
現代日本の空気をちゃんと描いたエンタメ小説 として、かなり完成度は高いです。
まとめ:『サンセット・サンライズ』は「どこで、どう生きるか」を考えたくなる一冊
- コロナ禍テレワーク
- 東北の港町
- お試し移住
- 地方の現実と、人のあたたかさ
- そして映画化&Audible化で広がる世界観
『サンセット・サンライズ』は、
「場所を変えたら、人生はどこまで変わるのか?」
という問いを、
楽しく・おいしく・ちょっと切なく見せてくれる物語です。
Audibleなら、
通勤中に聴くだけで “三陸に小旅行”している気分 になれるので、
- 仕事に疲れているとき
- 「ああ、海行きたい…」ってなったとき
のBGMとしてもかなりアリです。

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