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「派手などんでん返しより、捜査の積み上げでゾクッとしたい」
そんな気分のときに刺さるのが、櫻田智也『失われた貌』です。
この記事では、あらすじ(ネタバレなし)と、刺さるポイント/合う人合わない人をサクッと整理します。
結論:コツコツ型の警察小説が好きなら、かなり高確率でハマる
本作の気持ちよさは、いわゆる「スゴい真相!」の派手さというより、
- 現場→聞き込み→裏取り→小さな違和感の回収
- 一見バラバラな“周辺の出来事”が、じわじわ絡み合っていく感じ
この“捜査の手触り”にあります。
『失われた貌』の基本情報
- 著者:櫻田智也
- 出版社:新潮社
- 発売日:2025年8月20日
- 定価:1,980円(税込)
- ISBN:978-4-10-356411-9
さらに話題性として、伊坂幸太郎さん/恩田陸さん/米澤穂信さんの推薦コメントが告知されています。
あらすじ(ネタバレなし)
山奥の谷底で見つかった男性の死体は、身元を徹底的に隠すような損壊を受けていました。そこへ事件報道後、所轄署に小学生が現れ「死体は自分の父ではないか」と訴えます。父は10年前に失踪し、すでに失踪宣告を受けていた――。
捜査係長・日野雪彦が捜査に入る一方で、投書や不審者情報、第一発見者家族の問題など、同時多発的に起きる“別件っぽい出来事”にも対応していく構図が続きます。
読んで良かったポイント
1) “捜査の現実感”が濃い
派手な名探偵芸ではなく、現場と会話と判断の積み重ね。
地味なのに、なぜか読みやすい。ここが強いです。
2) 周辺の小さな火種が、物語のエンジンになる
投書・不審者・家族問題など、「事件そのもの」だけじゃない警察の仕事が並走するので、世界が立ち上がります。
3) “タイトル”があとから効いてくるタイプ
これはネタバレになるので詳細は伏せますが、読後にタイトルの意味がじわっと残る設計。公式の作品紹介でも「表情を変える」タイプのミステリとして語られています。
こんな人におすすめ
- 警察小説が好き(所轄の空気感、地道な捜査が好き)
- 伏線回収よりも「捜査が進む快感」を味わいたい
- “別件が多い物語”が好き(周辺の出来事が一本に収束していく系)
逆に、
- 1発逆転の超どんでん返しだけを期待して読む
- スピード最優先でガンガン展開してほしい
このタイプだと、序盤はやや“渋い”と感じるかもです。
Audibleで聴ける?
現時点でAudible上には、作品紹介として『中瀬ゆかりのBOOKソムリエ』回が確認できます。
一方で、朗読版(オーディオブック本体)の作品ページは確認できませんでした(見つけ次第追記すると良さそう)。
代わりに、櫻田智也さんの作品なら『蝉かえる』はAudibleで配信ページが確認できます。
まとめ
- 『失われた貌』は、地道な捜査の積み上げで引っ張る警察ミステリ
- “別件っぽい出来事”が絡み合っていく構図がうまい
- Audibleは現状、紹介回はある/朗読版は未確認

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